【押し順見抜けば蔵が建つ!?】いろはに愛姫 取材レポート

ご無沙汰してます。編集スタッフSです。
約1ヶ月ぶりとなります機種レポート、今回の機種はパオン・ディーピーさんの『いろはに愛姫』です。
あ、読みは「あいひめ」ではありません「めごひめ」です。

3月2日のホール導入を間近に控え、すでに本機種の何たるかを把握している方も多いことでしょうが、久々にそこはかとなくマネーのスメルが漂ってくる、ガチプレイヤーにもウケそうなヤバい機種が出たもんですから嬉しくなっちゃいまして。今さら感のある内容もあるかと思いますがお付き合いください。
それにしても「ヤバい」ってフレーズの汎用性ってヤバいっすね。

スペックや基本的なゲーム性に関しては機種情報をご覧いただくとして、いきなり本題に入ります。
本機最大の特徴は、語弊を恐れずに簡潔に申し上げますと、

「押し順を見抜けば勝てる！」

という･･････え？そんなの当たり前？
確かに押し順当てがあるマシンで正解率が高ければ有利ですが、これまでの機種だと、押し順当ては3択だろうが6択だろうがそれぞれの押し順選択率は均等で、基本的には運頼み。ですが本機は「設定によって押し順（3択）が偏る」という調整により既成概念を完全に破壊。これにより「押し順の偏りを見抜くだけで機械割がアップする」という新たな技術介入を産み出した訳です。すげぇ！

しかも本機のARTでのゲーム数上乗せ契機は、BIG中とART（城内ステージ）中にて発生する「青7の押し順当て」のみ。つまりARTを活かすも殺すも押し順当ての成否次第、という側面が大きいのです。
BIG中なんて約1/6で押し順当てが出ますからね。連続正解すると追加上乗せもありますし、見抜けているのと見抜けてないのじゃ大違い。

･････と、ここまで聞くと余裕じゃん、と思う方もいるかもしれませんが話はそこまで単純ではなくて、パチスロがこの世に生を受けてから現在にいたるまで、我々スロッターを翻弄し続けている「確率」というものが目の前に立ちふさがります。

こちらが『いろはに愛姫』の設定と押し順当て発生時の選択率。

ご覧の通り、設定左・中・右で対応の押し順が選択されるのは50％。つまり打ち初めてすぐに設定が分かるはずもなく（当たり前だけど）、絞り込むのにはそれなりの時間が必要です。しかも見抜けた後も、押し順当ての際に肝心の50％が引けるかどうかも地味に重要。「USB一発で刺さる率」の生涯成績が体感10％くらいの重度のヒキ弱である私にはむしろそっちの方が問題なような気がしないこともない。

とはいえ重要になってくるのは、

「いかに早く押し順の偏り（＝設定）を見抜けるか」

ということに尽きます。設定左・中・右で正解の押し順を選び続けた場合の機械割は約104％。
どれだけ有利な状態でのプレイ時間を増やせるかで収支も変わってきます。早ければ早いほどよろしい。

普通に考えると、まずは同じ押し順で消化し続けて、正解率が下がってきたら他の押し順に切り替えて･･･というのを繰り返して絞り込むのが良さそうです。ちなみに押し順当ては失敗した時に「本当はどれが正解だったか」を出目などから判別することはできません。
「勝ち勝ちくん」を使って効率よくサンプルを採取していきましょう（ダイレクトマーケティング）。

ただ個人的には、その他にも考慮する必要がある点がありそうな気が。
例えば「何台導入されているか」とか「設定6を使う店舗であるか」とか、そういったホールとの駆け引きのような部分ですね。
設定変更時に台に表示される設定は「設定左＝1」とかになるので、ぼったくり防御力の高いホールなら打ち慣れている左が多そう･･･（笑）とか、複数台導入のホールなら全部一緒なのかとかバラバラなのか･･･とか様々な盤外戦が発生しそうな気がします。自分がホール側の人間ならどうするか、みたいなことを考えるのも面白いですな。

設定を見抜くことで（理論上は）確実にプラスに転じるというこの仕様、シンプルですがパチスロ本来の「攻略する楽しみ」を新たな視点から体現していると言えるのではないでしょうか。
目押し力などの特殊な（？）スキルも必要ないので、ビタ押しが苦手で「フル攻略なら設定1でも･･･」みたいな機種のポテンシャルが活かせずに切ない思いをしていたプレイヤーにもオススメです。私とか。

なんか文章ばっかで記事に華やかさが欠けているのでおまけ。
押し順当てで正解するとナオエのコスプレ姿が拝めます。下に紹介した以外にもめっちゃ種類ありますよ。
設定を見抜いてたっぷり堪能しちゃってください。

それではまた。